Daydream

全ては泡沫のごとく、ただ溶けて消えていくだけ。。。

2021-01-01から1年間の記事一覧

2021年、面白かった小説を10冊紹介する

2021年に私が読んだ小説から、特に面白かった作品を10冊ピックアップ。 順位つけるの難しかったので五十音順です。 個別の感想記事書けてないものもありますが、このクソ忙しい年の瀬に仕事とバイト掛け持ち地獄の6連勤中なので仕方なし(´;ω;`) 1.【悪女…

人生初の胃カメラがあまりにも困難だった話

薄々感じてはいた。 私は咽頭反射が強い方なのだ。 周囲は胃カメラを受ける患者が複数人いたけれど、こんなにゲェゲェやってるのは私くらいだったww メンタルが変に弱いのも考えものだ。 初めてのことや、身体に何かされるのが極端に苦手。緊張しやすい質…

会社員が休日にアルバイトする地獄絵図を描くことになった

私は労働が嫌いだ。極力働きたくない。 残業は一切しないし、有給休暇もなるべく消化するよう心がけている。 そんな私が休日を潰してまで労働するって、発狂したとしか思えない。 時給はなんと1300円。やっすwww そんな地獄絵図を案外快諾したのには…

世界がロマンチックに思える緻密な群像劇。伊坂幸太郎さんのラッシュライフを読んだ感想

ついに私も、伊坂幸太郎さんを読む時が来た。 初・伊坂幸太郎さん小説。わーい。 緻密でロマンチックな群像劇。ラッシュライフ 誰もが主人公のようで、誰も主人公ではない お気に入りの登場人物 緻密でロマンチックな群像劇。ラッシュライフ ラッシュライフ …

最悪の思考実験【バビロンⅠ-女-】野﨑まど

ついに原作を読むときがやってきた。 2年ほど前にアニメを見て面白かったので、ずっと原作が気になっていた。 早く読みたいような、楽しみにとっておきたいような…。 複雑な気持ちも楽しみつつ、ついに『読むぞ』と決断する日がやってきた。 正義とは何か い…

読了すると精神に異常をきたす小説を読了した【ドグラ・マグラ】夢野久作

本日は、ドグラ・マグラについて語る第二弾。 前回の記事はコチラ 読了すると精神に異常をきたす小説【ドグラ・マグラ】夢野久作 - Daydream 前回に引き続き、がっつりネタバレありでいきます。 「ドグラ・マグラをまずは自分で読みたい人」は読まないでくだ…

着替えながら男性上司と対話したことを反省した話

着替えと言っても、裸になったわけじゃない。 長袖のシャツを脱いで、タンクトップになり、その上から白衣を羽織っただけのことである。 着替えはどこまで隠すべきなのか ある朝の出来事 瞬間的に、Sさんの介入に腹が立った お昼に再びNさんと遭遇した 帰宅…

義母からの手紙

厳密には義母ではない。 他人だ。 私にとって義母のような存在。 パートナーの母親。 長く連れ添っていても籍は入れていないので、戸籍上は他人。 他人以上、親子未満 義母との出会い 田舎から届く荷物に添えられた手紙 他人以上、親子未満 世間の“嫁姑問題”…

面白かったけど私とは相性が悪いと思ったホラー小説【どこの家にも怖いものはいる】三津田信三

夏といえばホラーかなって、安直にそんなことを考えた。 本当は冬でも読むのに。 次に読む本を決めるのなんて、それくらい適当な選択なのだ。 怪談が盛り沢山な【どこの家にも怖いものはいる】 【どこの家にも怖いものはいる】のあらすじ 私が結末を読んで鳥…

読了すると精神に異常をきたす小説【ドグラ・マグラ】夢野久作

日本三大奇書に分類される小説、ドグラ・マグラを読んでいます。 読み切ると精神に異常をきたすという触れ込みで有名なあれ。 尚、私はまだ読み途中なのですが、悪夢を見ました。 殺されそうになる夢です。 刃物でエグられそうになりましたが、近くにいた知…

なんだか少し悲しくなる物語【暗闇の囁き】著者:綾辻行人

厳しすぎる父親と、精神を病んだ母親。 まるで別世界の存在のような、美しいけれど不思議な少年たち。 怯える使用人。 屋敷内の人間が、誰一人語りたがらない『あっちゃん』とは何者なのか。 すべての真相が明らかになった時、そこには哀しい物語がありまし…

2021年上半期の面白かった小説ベスト5冊+おまけ

早い。 時間の経過が早すぎる。 もう2021年が半分終わったとか。 涙出そう。 2021年上半期面白かった小説ベスト5 第5位 慟哭 貫井徳郎 第4位 悪女について 有吉佐和子 第3位 リカ 五十嵐貴久 第2位 ジゼル 秋吉理香子 第1位 毒見師イレーナ マリアVス…

【眠れなくなる宇宙のはなし】はわかりやすくてスッキリ眠れた(著者:佐藤勝彦)

『進撃の巨人』が北欧神話を元に描かれていることを初めて知ったw 【宇宙のはなし】は奥が深い。 【眠れなくなる宇宙のはなし】は無知な私にピッタリの本だった 理系向きではなく文系向き。理科ではなく社会。 進撃の巨人と北欧神話 交通事故を起こしやすい…

【リカ】は想像以上にガチでヤベー女だった(著者:五十嵐貴久)

“出会い系で出会った女がストーカー化” 【リカ】という小説の内容を一言で述べるならこうだ。 これだけで、小説を読まずともある程度内容は想像できる。 そんな小説をわざわざ読むのは果たして本当に面白いのか…? そう思って、私自身が最初は【リカ】にあま…

シェイクスピアの戯曲【マクベス】を読んで私の出した結論

シェイクスピアの四大悲劇に分類される【マクベス】を読み終わり、私は1つの結論に達した。 彼の作品は多く、長く、広く読まれ続けている。 しかしながら…… これはもはや、シェイクスピアの戯曲そのものが面白いかどうかは関係ないのではないか。 作品内容そ…

【悪女について】を読んだら悪女とは何かわからなくなった(著者:有吉佐和子)

※この記事は2022/02/11に加筆・修正しています※ 「そもそもこれって悪女なの?」 【悪女について】のあらすじを読んで、私のパートナーが放った一言。 「程度の差こそあれ、女性ってこういうものじゃない?」 そう言われてしまうと……なんとも…… つまり彼は、多…

『非課税のお金』に対する反応の違いで思い知ったお金のアレコレ

『私は非課税のお金が好き』と、偶然にも2日続けて同じセリフを吐いた。それぞれ別の人間に向かって。 私のセリフを聞いた二人の反応があまりにも違いすぎた。 “普通”はどっちだ?? お金の常識・経済状況による差 保有金融資産による階層分け CASE1.会社経…

バレエの悪魔的魅力が語り尽くされた小説【ジゼル】について語る(著者:秋吉理香子)

男に騙され、結婚を前に若くして亡くなった少女たち。 彼女たちは精霊・ウィリとなり、森に迷い込んできた男を死ぬまで踊らせたという。 華麗なるバレエ・ミステリー【ジゼル】 バレエとミステリーの融合 バレエ作品『ジゼル』について 第1幕 第2幕 ジゼルの…

連休前のとある週末

土曜日の待合室はその様相がガラリと変わる。 平日は暇そうな老人たちばかりを相手にしているが、土曜日は30代~50代の働き盛りの患者がメインとなるからだ。 連休前のとある週末、私の1日。 仕事 美容院 カフェ 道すがら ブックオフへ 帰宅 連休前のとある…

いい年した大人が日本国憲法について学んでみた

日本国憲法についてお勉強したので、ブログにも書いておきます。 #読書ノート ……ってより、中学生の板書みたいになったw久しぶりにお勉強してる感ある。大人の社会の教科書的な。学生時代に習ったような記憶がほんのりあるけど、正直あんまり覚えてないんだ…

自分を曲げずに突き進めるか!?【イレーナの帰還】

「何かを決断するたび、誰かとかかわるたび、 一歩足を踏み出すたび、朝ベッドから出るたび、 人は危険を背負う。 生きていくには、その事実を受け入れないと。 自分だけは安全だという幻想にしがみつくのは間違いよ」 【イレーナの帰還】あらすじと見どころ…

【東の海神 西の滄海】十二国記シリーズepi:3

『国がほしいか?』と、麒麟は低く問うた。 『ほしい』と、青年は答えた。 だから彼は、王になった。 【東の海神 西の滄海】十二国記シリーズepi:3 【東の海神 西の滄海】あらすじ 延王・尚隆は如何にして王になったのか 正しく国を治めるということ 【東の…

シン・エヴァンゲリオン劇場版、ついに終劇したので思いの丈を吐き出す

26年の時を経てついに終劇に辿り着いた。ちゃんと映画館で見届けたのでネタバレを気にぜず語りたい。

【ねずみ講】ソシャゲ界隈にプランスゴールド(PGA)が持ち込まれた話【マルチ商法】

ブログをお休みしている間、何をしていたかと言えばソシャゲにハマっておりました。 この度ハマっていたゲームがサ終となりまして、ブログに戻ってきた次第です。 ソシャゲ界隈、色々あります。 ソシャゲ界隈にプランスゴールドが持ち込まれたお話 平和なは…

宗教と神様と私。

“何か宗教を信仰していますか?”と聞かれたら、“していません”と迷わず答えます。 日本人は、私と同じ回答をする人が多いのではないでしょうか。 “神様を信じますか?”と聞かれたら、“信じません”と答えます。 しかしその答えに、矛盾があることにも気付いて…

どこまでも過酷な運命を課せられる【毒見師イレーナ】おすすめファンタジー小説

どんなに厳しい規律を課しても、平等なんてありえない。 仮にその規律自体が平等だったとしても、すべての人が平等に規律を守るとは限らないからだ。 それ故に、“平等”の形は1つではなくなってしまうのだろうと思う。 過酷な運命に立ち向かえ!【毒見師イレ…

脳内で福山雅治さんが難事件を解決していく【探偵ガリレオ】東野圭吾

東野圭吾さんの“ガリレオ”と言えば、真っ先に思い浮かぶのはドラマで主演をつとめた福山雅治さん、そして柴咲コウさんです。 ドラマを観ていない私ですらそのイメージを払拭できないほど、映像化で有名な本作。 もはや湯川先生は福山雅治さんのイメージで読…

陰鬱で後味も悪いのに目が離せない【慟哭】貫井徳郎

ネタバレしてしまうと面白さが半分以下になってしまう小説なのは間違いない。 もしもこれから“慟哭”を読もうか迷っている人がいるならば、この記事は読まずに閉じてほしいと切に願う。 小説が面白いことは間違いないので、とりあえず読もう。話はそれからだ…

簡単・ラグ(絨毯)の捨て方【燃えるゴミ】

※この記事は2022/02/06に加筆・修正しています※ 現在絶賛断捨離決行中でございます。 本日捨てたのは部屋に敷いているラグ(絨毯)。 自治体によって様々なルールがあるかと思いますが、“燃えるゴミ”として捨てられるのが1番簡単で気楽でお金もかからないで…

5年前に見た夢の話

この文章は2016年4月5日に書いた、とあるブログ記事の冒頭に書いていたものなのだけど………冒頭にしては長すぎる1000文字近いw 消そうと思ったんだけど、夢の記録は貴重なのでやっぱり残すことにした。 夢って不思議だよね。 殆どの場合は覚えていないし、寝…