Daydream

全ては泡沫のごとく、ただ溶けて消えていくだけ。。。

小説以外の本

#2023年下半期の本ベスト約10冊

私の中ですっかり定番になりつつある半期に一度の選書をやっていきます。 2023年下半期のベスト本を10冊紹介します 1.『精霊の守り人』上橋菜穂子 2.『川のほとりに立つ者は』寺地はるな 3.『ミカエルの鼓動』柚月裕子 4.『月の立つ林で』青山美智子 5.『7…

『サピエンス全史』と株式会社の誕生とマーケティング視点が繋がったお話

ところがある時、私たちの種であるサピエンスが他のホモ属を大量虐殺した。 サピエンス以外の種を絶滅させたのです。 こわっ。 私たち、恐ろしい種族の生き残りです。 そりゃ戦争が絶えないわけです。 はるか昔からそういう種族なのですから。

母と娘の関係・親子の業『母という呪縛 娘という牢獄』

豊かで平和に見えるこの法治国家で、母親に全てを取り上げられたあかりさんは何もできない。 身分証があり、肩書があり、個人の通信手段が当たり前のようにあるのは、とても重要なことなのだ。 31年間、実母に人権を奪われたまま生きてきた彼女の人生はあま…

#2023年上半期の本ベスト約10冊

今週のお題「上半期ベスト◯◯」 今年もこの時期がやってきました。 半年に1回の決めゼリフ。 「時間が経つのが早い✨」 “僕はキメ顔でそう言った。” 2023年上半期のベスト本を10冊紹介します 1.『犯罪者』太田愛 2.『何者』朝井リョウ 3.『正欲』朝井リョウ 4.…

正しい飲み物の選び方はあるのか?『DRINK あなたが口にする「飲み物」のウソ・ホント』

「食事に気を使う」というフレーズはよく聞くけれど、 「飲み物に気を使う」というフレーズはあまり聞いたことがありません。 だからこそのこの一冊。 飲み物に関するアレコレについて、学んでみるいい機会ということで。 科学的根拠に基づく「飲み物」につ…

6時間以下の睡眠は「睡眠不足」だとみんなもっと知るべき

「6時間睡眠が10日続くと1日徹夜した時と同じくらい集中力や注意力が低下する」というのです。 しかも、「4時間睡眠が14日続くと3日間徹夜した時と同じレベルまで衰える」らしいのです。

“40歳の壁”があってもなくても…『40歳の壁をスルッと越える人生戦略』尾石晴

「40歳の壁なんて存在しないのでは?」と言うのが私の個人的な意見ではありますが、しかし一般的には存在するのです。 私も見たことがあるのです、“40歳の壁”を。

ギャンブル依存症、巨額の資金横領、そして大王製紙を追放された創業家『熔ける』井川意高

私、ティッシュもトイレットペーパーもエリエール派なんですよね。 毎日毎日欠かさずお世話になっている大王製紙さん。 今日は、ギャンブル依存に陥って巨額の現金を横領し、大王製紙を追放された創業家三代目の井川意高さんのお話。 熔けたのはお金か、それ…

 #2022年下半期の本ベスト約10冊 

上半期やったら下半期もやりたくなるよね。 ってことで、 2022年の後半に読んで面白かった本を10冊ピックアップしていく。 2022年下半期の面白かったベスト本を紹介する 1.小説①【三体】劉慈欣 2.小説②【同志少女よ、敵を撃て】逢坂冬馬 3.小説③【野良犬の値…

すぐに役立つ初心者におすすめのマーケティング本3選

“マーケティング”とは対象的に、“生産性”という概念は個人的にとても好きなのよね。 もはや私は『マーケティングアレルギー』なのでは?という一抹の不安が残る。 Twitterで変なインフルエンサー見すぎた弊害かしら… 言葉への興味が私の学習度合いに大きく作…

「あなたは信用できない」とAIに判定されたら人生が終わる【AI監獄ウイグル】ジェフリー・ケイン

顔認証システムに、モスクで祈る姿が捉えられていたのかも知れない。 あるいはビールの6缶パックを買うところが撮影されて、アルコールについて問題のある人物と判定されたのかも。 自宅に大量の食料を保管しても怪しまれるし、 これまで嗜んでいた酒や煙草…

【学びを結果に変えるアウトプット大全】を読んで自分のアウトプットについて振り返る

本書では、私達が日常的に行っているありとあらゆるアウトプットがジャンル分けされ、まとめられている。 さながら辞書のごとく、全部で80種類。 そして『学びを結果に変える』ために、アウトプットの質を高めるヒントがたくさん散りばめられている。

2022年上半期の本ベスト約10冊

今年も8冊のピックアップ。体感としては去年の方が豊作だったかな、と。(小声)突然のKindle Unlimited(キンドル・アンリミテッド)参入によって選書が乱れたのは間違いない。

人はなぜスピリチュアルにハマるのか?自己啓発とスピリチュアルの境界を垣間見た話

「ポジティブな思考」を「エネルギー状態」と言い換え、「良い経験」に辿り着くのは「宇宙が反応している」からということになる。 科学ではないが化学らしい。

あなたが最も愛情を感じるのは次の5つのうちどれ?【愛を伝える5つの方法】ゲーリー・チャップマン

久しぶりに興味関心をそそられる本に出会った。 愛情の伝え方を、5つの方法に分類するという内容の本。 夫婦関係がメインで取り上げられているものの、 未婚の私でもかなり参考になる内容だったのでご紹介。 自分とパートナーの愛の一次言語が何かを知る 愛…

企業の基盤となる生きたマニュアルの作り方【無印良品の教え-「仕組み」を武器にする経営-】

1つは、呆れるほど詳細であること。2つめは、リアルタイムで変化し続けること。3つめは、現場でマニュアルを使う人間が作ること。 この3つを実現するには、相当の時間と労力、コストがかかる。やるならば徹底的に、でなければ全てが無駄になる。

どうすれば人は幸福になれるのか?【幸福の「資本」論】橘玲

人々の悩みというのは、金銭問題・健康問題・人間関係の3つ集約されるというのは、本書に限らず様々な本に書かれていることです。 そして本というのは、それらの悩みにフォーカスするものが大半を占めるのです。 本書で定義づけられている3つの資本=資産…

三十路女は本当に分が悪いのか??【三十路女は分が悪い】壇蜜

言わなくてもわかってほしい(察してほしい)とか、自分の意見だけを通したいは叶いません。 自分の基準をきちんと伝えること、相手の基準を知ること。 これが価値観のすり合わせというもので、一朝一夕でできることではありません。

医学の発展と患者の尊厳と家族の希望【朽ちていった生命-被曝治療83日間の記録-】NHK「東海村臨界事故」取材班

私だったら死にたいと思った。 こんな治療はしてほしくない。 これを治療と呼んでいいのかもよくわからない。 「おれはモルモットじゃない」 大内さんのこの言葉は、あまりにも大内さんの尊厳が損なわれすぎているからこそ出た言葉なのでないか…。

死体は嘘をつかない【死体鑑定医の告白】上野正彦

色んな意味でフィクションのように書かれているけれど、これはノンフィクション。 死体鑑定医の告白 それはまるで短編小説のよう 死体鑑定医の告白 次から次へと上野さんの元に届く、死体の再鑑定依頼。 あの人は本当に事故で死んだのか。殺されたのではない…

刑務所内で窮屈そうに生活しているホリエモンが面白い!?【刑務所なう。ホリエモンの獄中日記195日】

他人の日記を読むのは楽しい。悪趣味と言われるかも知れないが。 ちなみに私が一番好きな日記は壇蜜さんの【壇蜜日記】である。 あれは日本一エモい日記だと思う。 堀江貴文さんの本、意外と好き ホリエモン+獄中日記 獄中生活の不思議 ①刑務所で暮らす人々…

2021年上半期の面白かった小説ベスト5冊+おまけ

早い。 時間の経過が早すぎる。 もう2021年が半分終わったとか。 涙出そう。 2021年上半期面白かった小説ベスト5 第5位 慟哭 貫井徳郎 第4位 悪女について 有吉佐和子 第3位 リカ 五十嵐貴久 第2位 ジゼル 秋吉理香子 第1位 毒見師イレーナ マリアVス…

【眠れなくなる宇宙のはなし】はわかりやすくてスッキリ眠れた(著者:佐藤勝彦)

『進撃の巨人』が北欧神話を元に描かれていることを初めて知ったw 【宇宙のはなし】は奥が深い。 【眠れなくなる宇宙のはなし】は無知な私にピッタリの本だった 理系向きではなく文系向き。理科ではなく社会。 進撃の巨人と北欧神話 交通事故を起こしやすい…

いい年した大人が日本国憲法について学んでみた

日本国憲法についてお勉強したので、ブログにも書いておきます。 #読書ノート ……ってより、中学生の板書みたいになったw久しぶりにお勉強してる感ある。大人の社会の教科書的な。学生時代に習ったような記憶がほんのりあるけど、正直あんまり覚えてないんだ…

宗教と神様と私。

“何か宗教を信仰していますか?”と聞かれたら、“していません”と迷わず答えます。 日本人は、私と同じ回答をする人が多いのではないでしょうか。 “神様を信じますか?”と聞かれたら、“信じません”と答えます。 しかしその答えに、矛盾があることにも気付いて…

文系ですら無い私が【理系の子】を読んだ

先月末からコツコツと読み続けていた本をやっと読み終わった。 つまならない本という意味ではない。文字の量が多かったのだ。 ノンフィクションだからこそ、なんだかとてもドラマチックで熱中してしまった。 文系か理系か。 自身の得意分野を表すためによく…

女の人生色々。まずは読んでから考える【専業主婦は2億円損をする】著者:橘玲

※この記事は2022/04/24に旧ブログから移転しました※ 『新年早々1発目の本がこれってどーなの??』なんて思いながらも、昨晩一気読みしました。 現在Kindle版が期間限定無料なので、サクッと読んだのです。興味のある方はKindle版をどうぞ。 ※2018年1月9日22…

【こうすれば必ず人は動く】は就職活動にも役に立つ素晴らしい良書

【他人を動かす】なんてどんだけ都合いいんだよ魔法かよって思ったのは私だけじゃないはず。そして凄いインパクトのあるのタイトルつけてますねカーネギーさん、ブロガーかよ。

『夢をかなえるゾウ』を読んで、まさかの感動して泣いた話 著者:水野敬也

自分を変えたい、変わりたい。成功したい。お金や地位や名声がほしい。 けれど具体的には何をすればいいのかわからず、なんとなくいつもと同じ日々。 結局は何一つ変われずに、いつもと同じ毎日を腐った気持ちで過ごす主人公。 そんな主人公に対して、ガネー…

『経済のことよくわからないまま社会人になった人へ』って私のことじゃん…(著者:池上彰)

※この記事は2023/03/19に旧ブログから移転し、それに伴い加筆修正しています※ タイトルがあまりにも突き刺さりすぎてしまったこちらの一冊。 なにはともあれ池上彰さんの本なので…ハズレはありません。 そもそも経済って何?? 本屋へ行く楽しみ 池上彰さん…