Daydream

全ては泡沫のごとく、ただ溶けて消えていくだけ。。。

着替えながら男性上司と対話したことを反省した話


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着替えと言っても、裸になったわけじゃない。

長袖のシャツを脱いで、タンクトップになり、その上から白衣を羽織っただけのことである。

着替えはどこまで隠すべきなのか

そんな本日の登場人物。

Nさん→(元)上司(男性)

Sさん→弊社のマナー講師(女性)

 

Nさんは、厳密には元上司。

昨年度までは直属の上司だったのだけれども、今年度から異動で縦繋がりのない部署へ行ってしまった。

私の中では、今でも信頼できる上司。気持ち的に。

 

Sさんは、今はNさんと同じ部署。

弊社のマナー講師。

 

その日はたまたま、二人揃ってうちの部署に来ていた。

ある朝の出来事

Nさんは、部署を異動して離れた現在も、仕事の都合で定期的にうちの部署へやってくる。

業務上朝に遭遇することが多く、必然的に私が出勤準備をしている時間とかぶる。

そうして隣の部屋で作業をしているNさんが、時々私の方へやってくる。

業務に必要な質問を投げかけてくる時もあれば、近況報告などの雑談をしに来るときもある。

どちらにせよ、所属異動で離れてしまった私とNさんの、貴重な交流のタイミングだ。

時間にして数分~十数分程度。

頻度は月に1~2回。

そんな感じで、いつものようにNさんが、ひょっこり隣の部屋からやってきた。

私は案の定、着替えている途中だった。

私もNさんも、いつものように会話していたのだが、その日は横から声が飛んできた。

 

「ちょっとNさん!!!なんで入ってるんですか!?」

 

入口を見ると、マナー講師のSさんが私達を見ながらNさんに向かって叫んでいた。

「Mさん着替えてるじゃないですか!駄目ですよ!」

捲し立てるSさんに、Nさんは少したじろいだ。

「あー……そうですよね。すみません…」

なんだかNさんが悪いことをしたような空気になってしまったので、私が口を挟んだ。

「いや、大丈夫です。私気にしてないんで」

すると今度は、矛先が私へ向かってきた。

 

「あなたもあなたよ!!!」

 

ぴえっ!!

マナー講師怖い…(´;ω;`)

 

Nさんと私は苦笑いでSさんをごまかし、そそくさと解散して業務に戻ったw

瞬間的に、Sさんの介入に腹が立った

自分の席でPCに向かいながら、先程の出来事を思い出していた。

『あなたもあなたよ!』と、Sさんの矛先が自分に向かってきた時、私は瞬間的にイラッとした。

着替えていたと言っても裸になっていたわけではなし、Sさんに口出しされる筋合いはないと思ったからだ。

 

Nさんと朝遭遇するようになった最初の頃、私が着替えているタイミングで部屋に入ってきたNさんは、焦って「ごめん!」と謝った。

その時に「いや、別に大丈夫ですよ」と言って入室を許可したのは私だ。

理由は色々ある。

 

1,着替えと言っても裸になるわけじゃない。1番薄着でタンクトップ。冒頭にも書いたとおり、長袖のシャツを脱いで、白衣を羽織るだけの作業だ。ボトムスは着替えないのでズボンは始終履いたまま。

 

2,そもそも私自身が、人前で着替えることにあまり抵抗がない。子供の頃から慣れているのもあるし、女子校出身なのもある。タンクトップよりバレエの衣装の方がよほど露出が多い。それで舞台に立つんだから気になりようがない。

 

3,私自身がNさんに対して好意的なのもある。人として、ビジネスマンとして結構好き。性的な意味でも別に不快感はないので気にならない。

 

4,見られて困るような身体でもない。ダンサー体型を維持しているので、性的な意味で男性に喜ばれるような体型もしていない。

 

5,社畜のNさんが、私にセクハラなんて絶対するワケがない。なぜなら私は経営者が他社から引っ張ってきた人間で。Nさんはその事実を知っている人だから。誰が好き好んで経営者の息のかかった人間にわざわざセクハラするのだw

 

6,そもそもこのロッカールームは男女混合だw 必然的に女性が多い職場ではあるけれど、現在うちの部署の責任者は男性なのである。女性が白衣を着脱するたびに男性を追い出していては、うちの責任者は自分のロッカーを使えなくなってしまうw

 

そんな感じで、私は様々な理由から「大丈夫ですよ」とNさんの入室を許可した。

あとはNさんが勝手に判断すればいい。

お前のタンクトップ姿なんか見たくねぇよと思うなら、入ってこなければいいだけのこと。

けれどそれ以来、Nさんの方もあまり気にせず部屋に入ってくるようになった。

そんなシーンを、Sさんに咎められたのである。

お互い合意の上の行動なので(変な意味ではなくw)、Sさんに口出しされる筋合いはないと思ったのが正直なところであった。

着替え中に入られて嫌なら自分で拒絶するわ!と思ったのだ。

 

しかしながら、キーボードを叩きながら仕事をしていると頭が冷静になってくる。

私とNさんの事情の殆どが、あまりにも個人的すぎる内容が多いことに気付いてしまった。

そもそも私のように、嫌なことを嫌とハッキリ言える女性ばかりではない。

タンクトップ姿を男性に見られたくない女性もいるかも知れない。

その中には、「見られたくない」と言えない女性もいるかも知れない。

企業のコンプライアンスとしては、弱者に寄り添うことも大切だ。

弊社をホワイトな企業に保つために必要なことなのだ。

 

あれ……もしやSさんが正しいのでは……??

 

ハッキリと正悪つけるのはあまり趣味ではないが、それでも企業のコンプラを基準にすれば、Sさんのような人は必要なのである。

お昼に再びNさんと遭遇した

「なんか……さっきはごめんね……」

Nさん苦笑い。

今まで私もNさんも全く気にしていなかったのに、急にSさんに指摘されて悪いことをしている気分になった。

「いや…確かに相手は選んだほうがいい行動かもしれませんが、私はホントに気にしてないから大丈夫ですよ(^^;」

そして私まで苦笑いw

「最初の時にMさんが『大丈夫ですよ』って言ってくれたから、なんかそのまま気にしなくなってしまって…」

そうですよね、Nさんも覚えてますよねww

私が大丈夫ですって言ったんだよww

Nさんは私の性格をよく知っているので、嫌なら上司相手でも「入ってくるな」とハッキリ言うとわかっていた。

私が「大丈夫」と言ったから、ガチで何も気にしていないとわかってしまったんだね。

だからこうなってしまったんだ…w

しかしこれは私とNさんの個人的な事情であって、第三者は違うのだという自覚をもつ必要があった。

Sさんなど、他の人がいるところではやっちゃいけなかったんだ。

 

なんか…Nさんごめんね…セクハラみたいな疑惑をかぶせてしまって…ww

 

帰宅後

夜になり、私は更に冷静さを取り戻す。

その日の出来事を振り返る。

『あなたもあなたよ!』というSさんのセリフを思い出す。

 

(ん……???)

 

どーでもいいけどSさん………

もしや、私のことを若い女の子と勘違いしていませんか?

 

 

私、

 

 

あなたより年食ってますぅ…(´°ω°)チーン

 

 

 

…まぁいいか。