他人の日記を読むのは楽しい。悪趣味と言われるかも知れないが。
あれは日本一エモい日記だと思う。
堀江貴文さんの本、意外と好き
【ホリエモン信者】ってわけではないのだが、堀江貴文さんの本は何気に読んでる。
建前を気にせず言いたいことを言う(書きたいことを書く)スタイルがお気に入り。テンポが良いし読んでいて爽快感がある。
きちんと理屈が並んでいるのも良い。わかりやすい。
ただし、彼の本は何冊も立て続けに読むもんじゃない。
くどいし飽きる。好きで読んでる私でも飽きる。
何故なら彼の主張はいつも同じで、本によって言い方を変えているだけだから。
主張が一貫しているので、【ホリエモンの思想】を知りたい人はどれか一冊だけ読めば充分だと思われる。
彼の文章が好きだと、箸休め的な意味でこのくどい文章をたまに読みたくなるんだw
この本は、そんなマニアックな趣味を持っている私にピッタリの本だったw
ホリエモン+獄中日記
私としては興味深い要素が重なっているありがたい本書。
刑務所内での生活を綴った書籍は複数あると堀江さんも語っている。
そうなんだ…。
私は読んだことがないので、本書が初の獄中日記。
刑務所には入ったことがないし今後も入る予定はない。中のことを本で読ませていただけるなら、それがありがたい。
獄中生活の不思議
刑務所内で暮らしている(?)人々は、窮屈なような、それでいて贅沢なような、なんとも形容し難い不思議な生活をしているのだなぁと思った。
せっかくなので、堀江さんの日記を読んでみて私が気になった刑務所生活についてピックアップしてみる。
①刑務所で暮らす人々、麦ご飯食べ過ぎじゃない??
堀江さんの日記には、食事のメニューが細かく書かれている。
朝・昼・夕。
1日3食、毎日毎日。
律儀だなぁと思うw
長野県に収監されていたのだが、聞いたこともないような郷土料理が出てきたりして。
堀江さんよくそんな料理の名前知ってるなぁ、さすが食通だなぁと思って読んでいたのだけど、これに関しては途中でちゃんとネタバレがありました。
1ヶ月分のメニュー表が配られるらしいww なんだか学校の給食みたいw
そんな中、メニューの9割以上に登場している(私の体感)のが『麦メシ』。
メニューの紹介は毎日麦メシから始まる。
朝メシは麦メシ、みそ汁、豆昆布佃煮、なめたけ。
昼メシは麦メシ、白身フライタルタルソースかけ、大根そぼろ煮、ほうれん草のおひたし。
(中略)
夕メシは麦メシ、中華風ソテー、南瓜のごま煮、小女子佃煮。
韻を踏んでいるのでしょうか??
そしてどんだけ麦メシ食わせるの??
しかしこんなのは序の口で、私が驚いたのは麺の日でもブレずに麦メシを食わせることである。
うどん+麦メシ
色んな理由から白米を出さないのは良しとしよう。
麦ごはん美味しいよね。私だって好きよ。
でも麺が出る日まで麦メシ食わせる必要ある??
麦メシ食わないと罪が重くなるんですか???
思わずそんな疑問が浮かぶくらいには、麦メシの存在感が強いのであった。
あと、365日欠かさずに栄養バランスの整った食事が3回出てくるってとても健全と言うか健康的じゃない?
シャバで暮らす我々より余程まともな食生活していると思う。
料理する必要さえないのが素敵。
刑務所に入りたくて軽犯罪を繰り返す人がいるって聞いたことがあるけど、これなら確かに有り得るかもね。
オヤツが出る日もあるらしい。なんだか幼稚園みたいw
②刑務所で暮らす人々、寝過ぎじゃない??
刑務所は当然のように消灯時間と起床時間が決まっている。
消灯は21時。
起床は6時40分。
合計9時間40分。
え?マジ??
たまの休日にたっぷり眠るのは至福だけれど、毎日これはちょっと無理があるような…。
これには堀江さんも辟易している様子が書かれていた。
そんなに眠ることはできない、と。
そりゃそーだ。
しかしながら早く目覚めたところで朝活などは基本的には認められていない。
定められた起床時間までは布団から出てはいけないのだ。
読書が認められる場合もあるみたいだけど…?
とりあえず、睡眠不足とは無縁な環境ではあるみたいw
羨ましいような、羨ましくないような…。
③刑務所で暮らす人々、映画観過ぎじゃない??
堀江さんの日記を読んでいると、週末はほぼ映画鑑賞が盛り込まれているように思う。
日頃映画というものをめったに観ない私には有り得ない生活習慣だ。
映画鑑賞が趣味の人は別にして、通常映画ってそんなに観るものではない気がするんだが…。
今はサブスクの動画配信が豊富とはいえ、それでも映画ってそんなに観ない。
ちなみに私は月に1本も観ていない。
年間5本も観ているか怪しいくらい。
観始めると2時間は拘束されることが事前にわかっているので、それが結構ハードル高い。
SNS眺めて無意識に2時間浪費するのなんてよくあるのにね。
自分でも矛盾していると思うw
とはいえ極端にエンタメが少ない刑務所内では、映画は貴重なエンタメなのだろうな。
充実した人生を生きていく上で“外部からの刺激”ってとても重要だと思うけど、刑務所内の生活はそれが極端に少ないように思う。
堀江さんは意欲とお金の力で様々な“刺激”を刑務所内に取り寄せているけれど、それができる人はごく一部の人だけなんだろう。
【刑務所なう。ホリエモンの獄中日記195日】を読んだ感想とレビュー
獄中生活について、不思議に思うところは他にも色々あるけれど、細かいこところを挙げすぎてもキリがないのでとりあえず3つにしておいた。
ちなみに非常に気になったのが『天突き体操』ってやつw
刑務所では定番らしい。
そしてとてもハードな体操らしいw
マンガで絵は載っていたけれど、堀江さんがやってる動画がぜひ観たいと思ってしまったw
そう、この本には途中マンガも挿し込まれていて、それがより獄中生活をイメージしやすくなっている。
法に触れることをして罪が確定し刑務所に入っているわけで、その刑務所内での生活をポジティブに描いている本書は賛否あるかもしれないけれど、私自身は面白く興味深く読むことができたので満足している。
現在Amazonプライムリーディングの対象になっており、無料で読めたのも良かった。
各章の終わりに堀江さんが時事ニュースに触れているのだが、何しろ10年前の本なのでその辺は価値が劣化しているのも事実。
しかしながら無料でダウンロードさせていただいた本なので、その辺は遠慮なく飛ばし読みさせていただいた(興味ある話題のは勿論読んだ)。
獄中生活とポジティブに奮闘する様子を見たい人は是非。
あと、あの堀江さんが窮屈そうに生活している様を見れるものある意味貴重で面白いポイント。
日本一エモい日記が読みたい人はこちら。
そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。
お疲れさまでした!