自分の適性睡眠時間について、私はずっと勘違いしていました。
いや、自分の適性睡眠時間をどうやって知ればいいのかわからなかったと言うべきなのでしょうか。
けれど今は、それがわかるようになったのです。
睡眠が大切なのは当たり前で人は人生の三分の一は寝てるんだ!
睡眠の本を2冊読みました。
2冊目を読み始めてから気付いたけれど、どっちも著者は同じ方でしたw
西野精治さん。
スタンフォード大学医学部精神科教授であり、同大学睡眠生体リズム研究所(SNCL)所長を務められております。
「ナルコレプシー」(突然眠りに落ちてしまう過眠症)の研究をしていらっしゃる方で、言ってしまえば「睡眠の専門家」です。
『スタンフォード式 最高の睡眠』は一時期ブームにもなった本なのでご存じの方も多いはず。
『眠れなくなるほど面白い 図解 最高の睡眠』は内容的には『スタンフォード式 最高の睡眠』と同じですが、
タイトル通り図解が多く、章立てが細かく、より簡潔にわかりやすく描かれています。
そしてAmazonのプライム会員にはKindle版が無料で提供されていたので、私はプライムリーディングにて読ませていただきました。Kindle最高かよ。
- 『スタンフォード式 最高の睡眠』は有名
- 『眠れなくなるほど面白い 図解 最高の睡眠』の方が新しい
同じ方が書いた同じような内容の2冊ですが、上記のような特徴があります。
本日はこの2冊から情報を引用します。
6時間睡眠=寝不足という衝撃の真実
『スタンフォード式 最高の睡眠』は以前から気になっていた書籍です。
なぜなら私は寝るのが大好きなので…
睡眠についてはずっと気になっていました。
読んでみてびっくり。
本には衝撃的なことが書かれていました。
6時間睡眠が10日続くと1日徹夜した時と同じくらい集中力や注意力が低下する
というのです。
しかも、
4時間睡眠が14日続くと3日間徹夜した時と同じレベルまで衰える
らしいのです。
そもそも30代半ばの私は1日徹夜するだけでかなりしんどい…
ただ、よく考えたらこの説は私にも身に覚えがあることに気付きました。
会社員である私は、長らく睡眠時間が1日4〜6時間くらいの生活を続けていました。
すると2つの現象が起こるのです。
1つは、休日に12時間眠ってしまうこと。
目覚めると昼過ぎで、休日がすでに半分以上終わっています。ちーん。
もう1つは、仕事中のケアレスミスが段々増えること。
休日明けは寝貯めしてスッキリしていますが、2日、3日と経つに連れなんとなく眠気を引き摺る日々が戻ってきます。
そして次の休日が来ると、再び12時間睡眠の無限ループ。
このサイクルは、今思えばあまり良くありません。
そしてこのサイクルが、私の勘違いを生み出した原因でもあります。
私は予定のない休日に12時間も寝る生活を長く続けていたので、自分はロングスリーパーだと思っていたのです。
休日にはたくさん寝る子。12時間睡眠の子だと思っていましたw
けれど実際の私はロングスリーパーなのではなく、ただ単に平日の睡眠不足を休日に補っていただけ。
西野さんの言葉を借りるなら、
睡眠不足が積み重なって睡眠負債になり、休日は必死にその負債を返済していただけだったのです。
「リベンジ夜ふかし」という言葉がある通り、これは社会人が陥りやすい罠だなぁ…と。
自由時間は限られていて、労働時間は削れないからつい睡眠時間を削ってしまう。
自分の時間を確保するのに、睡眠を削るのが1番簡単な方法なのです。
睡眠時間に対する印象について、
「5時間睡眠」と聞くとちょっと短いなと感じますが、
「6時間睡眠」と聞くと最低限はちゃんと眠っているような印象を受けます(私だけ?)。
しかし西野さんの本によれば、「6時間睡眠」はれっきとした「睡眠不足」なのです。
8時間睡眠は無理でも努力すれば7時間は睡眠時間を確保できる
こればっかりは個人の生活スタイルによって大きく異なる問題ですが…
私個人の話をすると、「努力することによって7時間睡眠を確保することができる」という結論に至りました。
ポイントは「努力が必要」というところです。
何も考えずに生活していると4~6時間睡眠が精々といったところ。
短いうえにムラがあります。
私生活の何かを犠牲にして、強引に7時間の睡眠を確保するのです。
まずは「1週間だけ試してみる」気持ちで、可処分時間を犠牲にすることを受け入れました。
しかし結果的にはその生活が定着して現在に至っております。
「7時間睡眠生活」には実感できる明らかなメリットがありました。
7時間睡眠生活を始めたらQOLが向上して自分の適性睡眠時間もわかった
私の起床時間は6時半なので、7時間睡眠を目標にすると23時半には眠らなくてはいけません。
ですから毎日23時にはベッドに入ることを目指しています。
仕事を定時に上がってスーパーに寄って帰宅すると19時半くらい。
私の可処分時間は3時間半しかありません。
その中でシャワー浴びて料理して食事して…と考えると厳密には2時間くらいしかない。
ストレッチと筋トレに1時間充てたら残り1時間やぞ。
地獄かな😇
7時間睡眠で感じた変化①仕事のケアレスミスが減った
私の業務の中に超単純作業があります。データ入力的なやつです。
単純作業だからこそ時にケアレスミスがおこるのですが…
7時間睡眠にしてから明らかにミスが減りました。
社内でもミス率低いのトップクラスと社長のお墨付きをいただきました。
7時間睡眠で感じた変化②仕事中に眠くならなくなった
仕事中、どうしようもなく眠くなることがありました。
激務のときは大丈夫なのですが、業務が暇なときが特にヤバいです。
これは当然の感覚だと思っていましたが…違ったようです。
眠気を我慢しながら仕事をするのってとても苦痛で拷問みたいに感じるので、私の社畜ライフが少し快適になりました。
7時間睡眠で感じた変化③毎日同じ時間にちゃんと眠くなる
不定期な睡眠を繰り返していた日々と違って、毎日ちゃんと同じ時間に眠くなるようになりました。
「寝付きの悪い自分」というのが幻だったのではと思うほど。
睡眠のリズムは習慣づけることができるようです。
今となっては23時すぎると眠くなる日々です。
7時間睡眠で感じた変化④休日に12時間眠らなくなった
実はこれが1番大きなメリットだったのですが、休日に12時間ぶっ通しで眠ることがなくなりました。
これは予想外の出来事でもありました。
休日もちゃんと午前中に目覚めることができるようになったのです。
なんとなく時間を気に留めてみたところ、だいたい8時間前後の睡眠で目覚めるよう固定されてきました。
恐らくこれが睡眠負債の無い私の適正な睡眠時間なのだと思われます。
休日前夜に少しくらい夜ふかししたところで、例えば深夜1時まで起きていたところで、翌朝10時までには目覚めることができます。
何より23時過ぎれば眠くなるので、夜ふかししたいとあまり思わなくなりました。
休日も午前中から活動できるのだから、やりたいことは休日にやれば良いのです。
ちなみに睡眠負債を抱えていた頃は、昼過ぎまで寝ていたくせに夕方になると寝落ちすることも度々ありました。
どんだけ寝るんだよって感じですが、それだけ抱えていた負債が大きかったのだと思います。
眠るばかりの休日。最悪です。
現在の休日は朝から目覚めていても昼寝なんかしません。眠くならないので。
最高かよ。
1日8時間睡眠は夢の生活
恐らく毎日8時間眠るのがベストなサイクルなのだろうな…と思いつつ、
社畜をしている限りその難易度はかなり高いです。
私にとっては7時間睡眠でもギリギリのハードモードなので、8時間睡眠はほぼ無理ゲー。
ニートになったらやりたいことリストに、「8時間睡眠」も追加しておこうと思います。
ちなみに昔は「シンデレラタイム」(22時~26時を眠って過ごすこと)なんて言葉もありましたが、現代では時間はあまり関係ないとされているようです。
睡眠で大切なのは時間ではなく質であり、特に重要なのが最初の90分間らしいです。
睡眠の質を高めれば高めるほど、起きている時間のパフォーマンスが向上して充実するので取り組み甲斐があると感じています。
そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。
お疲れ様でした!