Daydream

全ては泡沫のごとく、ただ溶けて消えていくだけ。。。

8年ぶりに『7つの習慣』を再読して感じた自分自身の変化


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あれからもう8年も経っていた。

この8年間、ずっと本棚の奥で眠っていた『7つの習慣』。

途中、一度もページを開いてはいない。

なぜ前回読んだ時期が8年前だとわかるのかといえば、ブログのおかげです。

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2016年にこの本について書いていた。

恥を忍んで稚拙な文章を書き続けている自分を褒めたくなる貴重な瞬間が、こういうときだと思うのです。

子供の頃から日記とか記録とかが好きで、だからもう人生の半分以上でブログを書き続けている。

「読んだ本の記録」も、私が好きなコレクションの一つ。

『7つの習慣』を再読した理由

この8年間、一度も再読したいと思ったことはなかった。

本の内容が素晴らしいことは知っていたけれど、読みたい本は他にいくらでもある。

「読書生活」という面でこの8年を振り返っても、

次から次へと「読んでみたい本」は目の前に現れるし、その速度は私が本を読むスピードを遥かに超える。

「読みたい本リスト」は増え続け、多分(いや絶対)生きている間にリストをすべて消化することはできない。

そもそも私は自己啓発本を読むより小説を読む方が圧倒的に好きで、そういう意味でも『7つの習慣』を再読する優先度はかなり低かった。

それなのに突然読みたくなった。

大好きな小説たちを中断してまで、急に読みたくなった。

私は追い込まれていた。疲れていた。自分の軸を見失いかけ、少し混乱もしていた。

ゆっくり内省する時間もなく、自分を立て直すために何から手を付けていいのかもわからなくなっていた。

焦っていた。不安と焦燥感に苛まれていた。

それで急に、ふとこの本を思い出して、もう一度読みたいと思った。

どうして私がそんなに追い込まれてしまったのかと言えば、趣味に本気になりすぎてしまったせいなんだけど…

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なぜ救いを求めたのが『7つの習慣』だったのか、自分でもよくわからない。

本に何か答えらしきものが書いてあるわけではないし…

混乱している自分を落ち着かせて、整えたいと思ったのかな?

読み始めてしまうとやっぱり小説を読むより難しくて読みにくいし、読むのに時間もかかるし、「もう一度7つの習慣読みたい…!」と思ったときのリアルな感情は薄れて思い出せなくなってしまった。

8年前より読みやすい

再読し始めて驚いたのは、8年前よりも圧倒的に読みやすく感じたこと(小説よりは圧倒的に読みにくい)。

書いてある内容を(8年前よりは)すんなり理解できる。

これまでの自分と照らし合わせて「こういうことだよね」と結びつけることができる。

8年も経って本の内容なんてすっかり忘れていたけれど、私は読んだ内容を少なからず自分の生活に取り込んでいたらしい。

完璧に再現することはできなくても、日々の生活で意識して、それを少しずつ積み重ねることはできる。

ほんの少しの意識の変化、それによって起こる更に極小の行動の変化ではあるけれど、

さすがに8年も積み重ねれば自分で変化を感じることができる程度には変化するらしい。

ただ日常生活を送っているだけだと変化を意識することはあまりないけれど、「8年越しに同じ本を読む」という行為によって差分を実感することができた。

付箋の位置が変わった

所有する紙の本を読むときは付箋を貼りながら読むことが多い。

『7つの習慣』も、8年前に付箋を貼りながら読んだ。

その付箋は今もそのまま残っている。

今回再読にあたって、当たり前だけれど8年前とは違う付箋を使っている。

本には2種類の付箋がペタペタ。

貼られている場所はぜんぜん違う。

この差分がまた面白い。

重要だと思う箇所も、惹かれる文章も、8年前とは違うらしい。

ちなみに付箋の数は8年前より増えている。

おそらく8年前は理解度が浅かった。

なんとなく「ここは大事そう」と思うところに付箋を貼っていた。

今回は解像度が上がって、より細かい部分に意識が向くようになった。

個別具体的に自分に必要な部分がわかるようになった気がする。

そしてもう一つ面白いのが、極々わずかだけれど8年前に貼った付箋の上に再び貼った付箋があるということ。

そこには「変わらない私」がいる。

なぜか微笑ましい気持ちになる。

実は再読はまだ終わっていない

8年ぶりの再読がさも終わったかのように書いてしまったけれど、実はまだ読み終わっていない。

まだあと三分の一くらい残っている。

読み終わるまでにもう少し時間がかかりそうだし、内容も盛り沢山だし、全て読み終わるのを待っていたら今の気持ちを忘れてしまいそうだったので一旦書いてみた。

本の内容についてはまたいずれ…気が向いたら書くかもしれない。

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

お疲れ様でした!