※この記事は2023/05/23に旧ブログから移転しました※
2時間残業してゲッソリしています、こんばんは。
日頃サボってテレビばかり見ているせいか、時々まじめに働くと疲れて愚痴っぽくなります。
頑張ってる感を全面に押し出したくなる自己主張の塊のような感じです。
サラッと読み流してください。
今日はヨガ諦めたんだからね!珍しく仕事優先したんだからね!(目当ての先生が出張で不在だったのでヨガの優先度が下がっただけともいう)
そんなこんなで本日の本題です。
「好きなこと」を仕事にしたことありますか?
子供の頃から「将来の夢」って様々な機会で書かされることありますよね。
私はアレが苦手でした。
「将来の夢」とか「好きなこと」とか特に無いから聞かれると困る。
だけど解答は何か必ず書かなきゃいけない…
いつもいつもその場しのぎでテキトーに埋めていたため、私の「将来の夢」の記録は一貫性がありません。
園児の頃はお花屋さんとかケーキ屋さん。
小学生の頃はバレリーナとか保育士さんとか。
中学生の頃は犬の訓練士。
高校生になった時には既に商業系の専門科目に進んでいたので、なんとなく事務系の仕事に就くんだろうなと思っていました。
簿記が1番好きで得意だったし会計の授業もとっていました。
資格もたくさんとりました。
履歴書には書ききれないほど色々持っています。
簿記・経済・情報処理・電卓・ワープロ・秘書など、デスクワークで必要そうなものは一通り。
卒業後の進路を決める頃になって、医療を選択しました。
正直なところ、私は子供の頃から何も変わっておらず、「将来の夢」や「好きなこと」がハッキリしないままだったので進路選択に苦労しました。
「やりたいこと」がないので「将来困らず無難に私でもできること」を選択したのです。
将来の自分が困らないために。
それが精一杯の選択でした。
夢と現実
バレエは3歳の頃から習っていました。
10年続けたけど、特別上手というわけではなかったので、バレリーナになれるかと言えば無理なレベルだったと思います。
10年ずっと、バレエに縛られる生活にも、いつの間にかうんざりしました。
突然辞めたくなったのです。
私にはバレリーナを夢に語る資格はありませんでした。
保育士さん(当時は保母さんという言葉しか無かった)になりたいと言ったのは小さい子供が好きだからでした。
近所の年下の子たちを集めてまとめて面倒をみたりしていた時期もありました。
けど、私も子供だった。
ある程度大人になり始めた時、保育士さんが薄給であることを知りました(今でも問題になっていますね)。
実家を出て自活したかった私は、保育士を選択から外しました。
そして大人になってから、自分は意外と子供なんて好きじゃないことに気づきました。
小学生の頃から、家の中には大型犬(ラブラドール・レトリバー)がいました。
その子とは、兄弟のように育ちました。
私が動物を愛するようになったキッカケをくれた子です。
小学生の子どもとラブラドールは、身体のサイズは同じくらい。
力は犬の方が寧ろ強くて、よくリードを持っては犬に引きずられて大泣きしていました。
頭のいいその子はいつの間にかお行儀が良くなり、優しくなり、大人になって、老いていき、私よりも先に逝ってしまいました。
私は盲導犬の訓練士になりたかった。
しかしその職業は、先に挙げたもののどれよりも過酷です。
薄給なだけでなく、田舎の方にある施設に入らなければいけなかったりします。
家からも、土地からも、友人からも離れて生活を捧げなければならない現実。
私は何一つ覚悟を決められないまま、ただ諦めたのです。
転職の時
医療機関で4年仕事を積み重ね、仕事を一通り理解するところまで到達しました。
そして自分の将来を想像してゾッとしたのです。
あとは毎日同じような日々が何十年も続くのだと。
特に面白みもない仕事に膨大な時間を費やしていくのだと。
絶望を感じ転職を決意しました。
初めての転職。ドキドキする。
1年かけて、色々な仕事を経験しました。
経歴は堅いので、転職活動で困ることは殆ど無く、希望したものはほぼ採用。
自分の仕事を見つけるために、いろんな仕事に飛び込みました。
いろんな仕事を経験し、最終的に医療へ戻る決断を、私は自分でしたのです。
そしてその決断をするキッカケとなったのは、私が「犬の訓練士」を経験したことだったのです。
やらない後悔よりやる後悔
初めの仕事を辞めてからの1年間は、私にとって本当に貴重な時間でした。
人生を決めたと言っても過言ではないくらいです。
ただ諦めたこと。
それは自分で気づかなくても、ずっと心の何処かに引っかかっているもの。
求人を求めてネットを彷徨っていた時、やっぱり気になって検索してしまったんですよね。
動物に関する仕事。
動物関係と一言で言っても様々ですが、物販系やペットショップ、動物病院やらイベント関係など。
どれもイマイチだったのですが、そんな折、見つけてしまった運命の求人。
それが大型犬の訓練士の求人でした。
未経験の人を見習いから雇ってくれるというもので、盲導犬ではなく家庭犬でしたが、私が諦めた仕事にかなり近いものでした。
応募して、面接して、採用されて。
働いて現実を見ました。
大好きな大型犬に囲まれて、大変だけど毎日が凄く楽しかった。
沢山勉強したし、充実してた。それなのに、何かが違った。
日を重ねるごとに、犬たちに触れるのが怖くなりました。
そして私は悟ったのです。
好きだけど。好きだから。これは仕事にしてはいけなかったのだと。
純粋にただ好きだった気持ちが、仕事にするとそれでは済まなくなります。
私には、それが受け入れられなかった。
お給料がどうとか、技術がどうとか、それ以前の問題で。
私にはメンタル的に無理だと気付いたのです。
大切なのは取り組む姿勢
いろいろな仕事に飛び込み彷徨っていたものの、
結局1番やりたかった犬の仕事を経験し、
それをキッカケに、1番初めにつまらないと感じた医療の現場に戻ることを決めました。
端から見たら少し変なのかもしれない。わからないけど。
社会人として初めての仕事だった医療現場。
社会をそれしか知らなくて、外の世界に出たかった。
隣の芝が青く見えたんだと思う。
なんとなく決めてしまったことにも後悔があったのかもしれない。
とにかくこの仕事はもう嫌だ。そんな風に思って転職を決意した。
外の世界に出て、隣の芝は青くないことを知った。
やりたかった仕事を実際に経験できた。
そして自分には無理なんだと身を持って知ることが出来た。
変な言い方だけど、思い残すことが何もなくなった。
そして医療現場の仕事が、案外自分には向いていて、環境が合っていたのだと気付くことも出来た。
私はブランクの1年間をそっと心の宝箱に仕舞い、元の職種に就職することになりました。
業務内容はどこへ行っても同じこと。
規模の大きな職場での現場経験が4年あり、年齢も若い私は、高待遇で舞い戻ることに成功しました。
なんとなく選んだ最初の就職とは違い、今度は自分の意志で決めた仕事。
業務内容は同じはずなのに、充実感は雲泥の差。
毎日を楽しいと感じたし、この仕事は一生続けていける仕事だと思うことが出来た(将来に絶望して辞めたはずなのに変なの)
そうやって毎日を楽しく一生懸命働いていた折に、その私の姿を見て評価してくれた人が居たんですね。
そしてその人が、今の会社に私を引っ張ってくれたわけです。
いわゆる引き抜きです。
ありがたいことに、今度は一生働けると思える会社に出会うことが出来ました。
そして今に至ります。
若いうちに沢山転職しておいて良かったな!!ってお話でした。
経験は早めに色々と積んでおくべし!
それから、「将来の夢」が最初からちゃんと定まってる人ばっかりじゃないんだよ!っていう慰めネタでした。
そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。
お疲れ様でした!