石を投げれば女に当たる。
医療現場というのは典型的な“女の職場”だ。
しかしながら“女の職場”というと悪いイメージを持たれやすい。
陰湿そうだの怖そうだの嫉妬が多そうだのいじめがありそうだの散々言われるけれど、私にとっては居心地がいい。
女性の職場に上手く馴染むためにはコツがあって、それさえ守ればどこに転職しても上手くやれる。
女性の職場
そもそもなぜ私がこんなことを書くのか。
- 私は3歳でクラシックバレエを始めた(女の世界)。
- 高校は商業科に進学した(1クラス35人中30人が女)。
- 専門学校は医療分野(女子校)。
- 医療関係の会社に就職→転職数回(どこも社内は9割女性)。
気づけば30数年間の人生を、ほぼずっと女の集団の中で生きてきた。
性格は内向的なので、人生の前半は性別問わず人間関係の構築に苦戦したものの、
さすがに30年以上の年季があれば、女の世界のある程度のパターンは掴めてくる。
女性の職場というのは一度好意的な方向へ空気が流れると加速度的に楽しくなっていくので非常におすすめ。
私自身は未だに学校へ行くような気分で会社へ向かっている。
では、どうすれば上手く女性ばかりの職場に馴染むことが出来るのか。
そのコツを3つ紹介していく。
尚、コミュ力の塊でどこにでも簡単に馴染める人はそれが才能なのでご自由にどうぞw
1つめのコツ、何はともあれまずは仕事を覚えろ
女性の職場で馴染もうとする余り、コミュニティに突っ込むことを最優先にする人がいる。
しかしながらこれは間違い。
大抵の場合は「なにアイツ…」的な目で見られる。
職場というのは仕事をするための場所であり、仕事ができない人間は性別問わず邪魔になる。
なのでまずは仕事を覚えることが最優先。
できる仕事が増えれば仕事を通してコミュニケーションも自然と増える。
仕事中に楽しそうにお喋りしている先輩たちに無理やり混ざろうとするよりは、黙々と仕事を覚えること。そしてわからないことは素直に教えを請うこと。
仕事を通してコミュニケーションを増やせば、気の合う人は時間の流れとともにそれ以上に親しくなれるので、最初のうちは焦る必要はない。
仕事を覚えて先輩たちを助けられるようになれば、自然と気に入られるようにもなる。
逆にいつまでも仕事ができないと、職場では浮いた存在になってしまうので要注意。
2つめのコツ、雑談で避けるべき話題
「政治と宗教の話はするな」とよく言われるけれど、これと似たようなものが女の職場にもある。
- 自分の彼氏(旦那)の話ばかりをしすぎるな
- 自分の子供の話ばかりをしすぎるな
- 自分のペットの話ばかりをしすぎるな
- 自分の趣味の話ばかりをしすぎるな
である。
ポイントは「しすぎるな」という点で、「するな」ではないということ。
この3つは話し手が感情的になりやすい上に、聞き手からすると興味がない場合が多い。
自慢話だと反感を買うし、愚痴だと引かれるのは誰にでも想像がつくと思う。
新しい職場に馴染もうとしている段階で、この話題をベラベラと喋りまくるのは得策ではない。
親しくなるためにはある程度の自己開示は必要なのだし、聞かれたのなら当たり障りのない範囲で答えればOK。
話しすぎると地雷になるが、当たり障りのない範囲ならば自己開示になる。
3つめのコツ、話題は相手中心に選ぶ
2つめのコツからの続きになるが、
聞かれたから答えて→自分が喋りっぱなしで終わる
この流れはあんまり良くない。
話題を振られたらコミュニケーションをとるチャンスなので、相手にも聞き返すように心掛けると時短で親しくなれる。
彼氏(旦那)のことを聞かれたら彼氏(旦那)のことを聞き返せばいいし、
子供のことを聞かれたら子供のことを聞き返せばいい。
前述の通りこれらは話し手が感情的になりやすい話題なので、相手が喋る分には存分に聞いてあげれば相手もスッキリできる。
こちらとしても情報収集になるし、相手の為人(ひととなり)も大体分かる。
女の職場を天国にするか地獄にするかは自分の立ち回り次第
天国にも地獄にもなりうるのが女の職場だ。
女性は共感力が強く、連帯感が生まれやすいので、上手く入り込んでしまえば場をコントロールしやすくもある。
ネガティブな要因をネガティブに捉えても何も改善しないので、特性をうまく利用してポジティブな方向に向かうよう働きかけることをおすすめする。
それと、これは性別とは無関係な話だけれど、
どうにもならない「クソみたいな職場」というのは絶対的に存在する。
そういう職場にあたった時の最善の解決策は「転職」だと私は思っている。
勤続3日だろうが1週間だろうが1ヶ月だろうが、さっさと転職するのが吉。
この場合の転職は早ければ早いほど良く、超短期間で辞めたなら履歴書にも書く必要はない。
存在自体忘れて新たな心で次の職場を探されたし。
そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。
お疲れ様でした!(2405文字)
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