Daydream

全ては泡沫のごとく、ただ溶けて消えていくだけ。。。

『夢をかなえるゾウ』を読んで、まさかの感動して泣いた話 著者:水野敬也


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※この記事は2023/04/16に旧ブログから移転し加筆・修正をしています※

本日は水野敬也さんの本を初めて読んだときのお話。

小説仕立ての自己啓発本とされていますがほぼ小説です。小説。

普通は自己啓発本読んで泣かないですよね?

宗教か何かですか!?っていう怪しさが漂っているかも知れませんが違いますw

ドラえもんで感動する」的な感覚にとてもよく似ています。

『夢をかなえるゾウ』にハマったあの日

もうね、表紙のガネーシャがいい感じだと思うのです。

読んでみればわかります、読んでみれば。

「お前なぁ、このままやと2000%成功でけへんで」
ダメダメなサラリーマンの前に突然現れた関西弁を喋るゾウの姿をした神様“ガネーシャ”。
成功するために教えられたことは「靴をみがく」とか「コンビニで募金する」とか地味なものばかりで…。
夢をなくした“僕”と史上最悪の“師匠”が繰り広げる、「笑って」「泣けて」「ためになる」実用エンタテインメント小説 

本書をご存知の方はとても多いはず。

ネットをウロウロしていると、あちこちで勧めている人がいます。

それで私も気になって読んでみたクチです。

単純接触効果の影響をモロに受けているような気がしなくもないw

見事にハマってしまい、私の本棚には夢をかなえるゾウが1巻~3巻まで並んでいます。

2023年現在は4巻まで並んでいます。

しかしストーリーは1冊ごとに完結しているので、2巻と3巻についてはひとまず考える必要はありません。

タチの悪いドラえもんかな?という様相のガネーシャ

なんだか大人版のドラえもんみたいだなぁ…というのが読後の感想。

 主人公の冴えない青年(社会人)がのび太で、インドの神様ガネーシャ(関西弁の象)がドラえもん

リアルとファンタジーが混じり合う不思議な世界観なのだけれど、すんなり受け入れられるのはドラえもんのを観て育っているからだと勝手に思っています。

 

自分を変えたい、変わりたい。成功したい。お金や地位や名声がほしい。

けれど具体的には何をすればいいのかわからず、なんとなくいつもと同じ日々。

結局は何一つ変われずに、いつもと同じ毎日を腐った気持ちで過ごす主人公。

そんな主人公に対して、ガネーシャはサラリと言うのです。

「もっと見ようや、現実を」

そうしてガネーシャはしつこく問います。「覚悟はあるのか?」と。

口先だけの約束を許さない神様(自称)は、契約書へのサインを迫ります。

「今からワシの言うことをたった一度でも聞かんかったら、もう一生、何かを夢見ることなく、今までどおりのしょうもない人生をだらだら過ごして後悔したまま死んでいきます、いう誓約や。だってそうやろ?ワシが教えるんは、自分が変わるために一番簡単な方法やもん。それでも無理やったら、そら一生無理やろ。せやから、ワシの言うこと聞かんかった場合は、自分の将来に対する【希望】をな、代わりにごっそりいただくわ」 

by『夢をかなえるゾウ』P18

どうやらガネーシャは、【希望】を集めているとのこと。

全然モノにならない人から希望をもらって、筋のいい子にはその希望を全部あげる。

そうしたガネーシャのえこひいきの結果、頑張る人はどんどん凄くなり、ダメな人は徹底的にダメになる……らしい……

なにそれ……つら……

ガネーシャの教えは、課題だけに非ず

本書はガネーシャが毎日課題を出し、主人公が日常生活の中で課題に挑戦する様子を追っていくカタチで進行します。

ガネーシャが出していく課題も大切なのですが、課題とは無関係に私は終盤で感動して号泣してしまいました…

お涙頂戴系の本では無いはずなんですが…

そういう趣旨では書かれていないはずです、多分…

でも、私は最後のガネーシャの言葉に感動してしまいました。

 

彼は最後にこう言ったのです。

 

「世界を楽しんでや。心ゆくまで」

 

世界は優しさで溢れている。

あとはもう、自分の受け止め方次第。

そして自分の行動次第。

 

私も考えていたこと。

そうであって欲しいと願っていたこと。

 

人は自由だ。

どんな人生を選んでも、自分が幸せだと感じればそれでいい。

 

ただそれだけ。

 

『夢をかなえるゾウ』を読んで明らかになる真実

水野さんは凄い人。

これに尽きる。

水野さんが書くお話はいつも優しい。

じんわり染み込む。

控えめに言って…かなり好き。

ガネーシャが出す課題に関することも後日ゆっくり書きたいな、と思います。

大切なことが沢山あるって誰もが知っているはずなのに、大半の人は素通りしてしまうんですよね。

それともう一つ、この本が教えてくれたこと。

 

 

アラサー独身OLがお風呂で本を読みながら一人で号泣してる図って、

 

キモチワルイです。

 

つまり、私ってキモチワルイ。

 

なんとなく気付いていたけど改めて現実を教えてくれてありがとう水野さん。

 

あ、なんだかまた涙が…

 

本書は2023/04/16現在Kindle Unlimited読み放題対象、Audible聴き放題対象本です。

ご契約中の方はそちらから試すのもおすすめです。

対象本は随時入れ替わるため、ご購入時にご自身でお確かめください。

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

お疲れ様でした!

 

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