相変わらず外さない水野敬也さんの本。
面白い。
読みやすい。
心が洗われる。
三拍子揃っております。
神様に一番近い動物~人生を変える7つの物語~ 水野敬也
タイトルなっが。
そしてインパクトのある表紙をしております。
蛍光色。
シュールなイラスト。
中身も所々イラストが挿し込まれているわけですが、表紙に描かれているイラストがどーんと。
目立つんだ。
満員電車で読んでるとちょっと恥ずかしくなるのもご愛嬌。
心に響く7つの物語
本のタイトルの通り、7つの物語で構成されている本書。
水野さんが書いているだけあって、ふざけた見せかけとは反対にどれも心に響く内容となっている。
- 三匹の子ぶたなう
- お金持ちのすすめ
- 宇宙五輪
- 役立たずのスター
- スパイダー刑事(デカ)~カブトムシ殺人事件~
- 愛沢
- 神様に一番近い動物
読む人によって、又は同じ人が読んでも読むタイミングによって、どの物語が自分に引っかかるのかが変わってくるやつだ。
自分を見つめ直したり、パラダイムシフトが起こったり、もっと頑張ろうと思えたり。
何が起こるかは人それぞれ。
もちろん何も起こらないひともいる。
つまならないと感じるひともいる。
それはそれでまぁいいじゃない。
水野さんの本を読んでいると、菩薩のような気持ちになれるw
殺伐として気持ちが和らぐので、そこが好きw
『たまにはこういう読み物も良いじゃない』と思える。
『愛沢』が一番インパクトあった
今回の私は、6話目に収録されている『愛沢』が一番刺さった。
グサッときてちょっと鳥肌立ったよね。
蕎麦屋の話なんだけどww
「そんなやり方をして、あなたはどうやって生活していくんだ?」
という質問。
愛沢の答えが怖すぎた。
現代日本の象徴だよこれは。
こんなんで成り立つわけがないのに、明らかにそっちへ向かっていってる。
破滅の道。
ツイッターで見慣れてる『日本オワコン』の文字が脳内テロップで流れましたとさ。
あと、福澤さんはやはり素晴らしいんだと拝みたくなった。
私は『学問のすすめ』なんて読んだことないからね。
『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』は聞いたことがあっても、その続きの文章なんて知らなかった。
無知ですみません( ̄人 ̄)
そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。
お疲れさまでした!