※この記事は2023/03/19に旧ブログから移転し、それに伴い加筆修正しています※
タイトルがあまりにも突き刺さりすぎてしまったこちらの一冊。
なにはともあれ池上彰さんの本なので…ハズレはありません。
そもそも経済って何??
経済とは。
生活に必要な物やサービスは需要と供給の上に成り立っており、それらの消費のために生産が必要となる。社会が生育し近代化する過程において、自給自足から生活に必要な物やサービスを交換し合うシステムが構築されることでさらに豊かになって行った。この交換を潤滑にするものが金である。近代社会における経済は、物やサービスを生産する企業、物やサービスを消費する消費者である家庭(家計)、公共的サービスを提供する政府の3つに分けられる[2]。以上のような経済を主な対象とする学問として、経済学がある。
つまりは企業・家計・政府の3者間で、お金を対価として必要な物を提供し合う関係の総称ということで大丈夫かな?
何気なく使う言葉。誰でも知ってる言葉。
けれど、それについて具体的な説明をしろと言われたら、一瞬怯む。
私達の生活の流れそのものを指すような身近な言葉なのに。不思議です。
だからこの本が気になった。経済とはつまりなんなのだ。私の知識に足りないものはなんなのだ。
池上先生に教えてもらおう。
本屋へ行く楽しみ
私は本屋さんが好きです。楽しく数時間をあっという間に過ごせる場所です。
今は電子書籍なるものが普及してきていて、私も時々購入しています(主にマンガ)。非常に便利ですが、どちらも一長一短。禁読書生活を解禁してまだ半年足らずですが、自分なりに使い分けているつもりです。
紙の本の特権として、本屋さんで本を選ぶ楽しみがあります。棚を物色し、タイトルやカバーに惹かれたものを手にとってみる。パラパラと捲ってみて様子を伺い、何か感じるものがあればお持ち帰り、という寸法。
本日記録に残すこの本は、
表紙の池上先生に甘酸っぱいトキメキを感じた
わけでは勿論なくて。言わずもがな。
そのものズバリなタイトルに惹かれたのですね。【経済のこと よく わからないまま社会人になってしまった人へ】って。
え??私のこと???
と、思いましたです。具体的過ぎるこのタイトル。さすがは池上先生。マーケティング戦略に見事ひっかかるOLがここにいます。
池上彰さんとはどんな人?
テレビをあまり見ない私でも知っている。世の中の難しい出来事をバカでもわかるようにわかりやすく説明してくれる人。
私にピッタリですね。
第三者にわかりやすく説明するというのは容易ではない。それくらいは私にもわかります。だって私は、説明というものが非常に苦手。超不得意分野でありますから。
池上 彰(いけがみ あきら、1950年8月9日 - )は、日本のジャーナリストである。東京工業大学教授、信州大学・愛知学院大学特任教授、京都造形芸術大学客員教授、名城大学特別講師、特定非営利活動法人「日本ニュース時事能力検定協会」理事、毎日新聞「開かれた新聞」委員会委員。
かつてはNHKで、社会部記者やニュースキャスターを歴任。記者主幹だった2005年で退職したことを機に、フリーランスのジャーナリストとして各種メディアで活動している。
学生でも理解できる経済の本
新社会人と言わずに、この本は学生が読んでもいいくらいの内容だと思います。
基礎の基礎が本当にわかりやすくまとめてあります。【経済のさわり】的な。
本を開いた感じは、学生時代の教科書を彷彿とさせる懐かしい風貌です。
私も10代のうちに1回読んでおきたかった。
10代で読んでまずは一旦内容を理解する。
けれど恐らく、この内容を知ることの重要性は理解できないので、社会人になってからもう一回読むとよい。
それで完成形かな。
経済の授業は子供のうちから必要だと思います。私は高校の時に初めて経済の授業が入ってきたけど……
クソつまんないし何言ってるか理解できないし今となっては何も覚えていない。
※実は経済関係の資格も持ってたりするOLとは私の事
そんな無駄な時間を過ごすくらいなら、この本1冊をまずは読んだほうが余程身になる気がします。
本の内容は6部構成。
- 買う
- 投資する
- 借りる
- 世の中をつかむ
- 備える
- 納める
投資
因みに私が一番興味があったのは、2番の投資です。
知識ゼロ。意味不明。けど、興味はある。
投資という言葉は勿論知っているけど、具体的なことは何一つわからない。けど、お金の臭がするので興味はある(笑)
そういう人、結構沢山いるんじゃないかな??
株の値動きに関するニュースは毎日欠かさずテレビで流れています。しかし株に触れたことがない人間にとって、聞いたことはあるけど意味の分からない単語って沢山出てくる。
【日経平均株価】【第一部】【第二部】【ジャスダック】【マザーズ】などなど。
これらの単語が一体何を意味するのか。それくらいはわかるようになる。
読んでいる途中に辞書をひかなくちゃいけないような難しさは勿論ありません。そこが池上先生の凄いところだと思うのです。
世の中をつかむ
次に私が興味を惹かれたのが4番の、世の中をつかむ。
タイトルの通り、世界情勢について書かれています。池上先生お馴染みのバカでもわかるわかりやすさで。
よって、私にもわかりやすい。
この本の初版は2004年。私が買ったのは2009年の増補改訂版。
そしてこの商品▲は2019年の第4版らしいです。私もこっちが読みたい…
つまり、時代に合わせてこの本も進化しているということ。しゅごい…
最新版には何が書いてあるんだろう…???
ちなみに私が持ってる2009年版では、
サブプライムローンからリーマン・ブラザーズの破綻まで。そこからどんな連鎖反応が起こり、日本の経済に影響が出たのか。
そんなことが詳しく解説されいます。
テレビのニュースを見てるだけではきちんと理解できないことが書いてある。
当たり前だけど、世界って繋がっている。
自分で考え、自分で行動し、自分で備える。
とっても大事ですね。
そんなわけでまずは知識から。って感じの本です。
個人的には、この【世の中をつかむ】ってテーマだけ独立させて、毎年販売して欲しい。私は多分毎年買う。
今まで経済について全く興味がなかった人がまず読むには、非常にいい本だと思います。活字が苦手な人でも読みやすいです。
そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。
お疲れ様でした!