ゆうちょから「定額貯金満期のお知らせ」が届いて言葉を失った。
10年という長い年月についた金利があまりにも低すぎて…
いや、承知の上で預けていたんだけれども。
金利の低さを改めて実感してしまっただけのこと。
インフレ(物価上昇)気味の現在は金利の低さがより鋭く刺さったお話。
投資と貯金の間で揺れ動く
今回は2つの出来事から私の思うことを書いていく。
私自身のマネープランに対する考え方の整理と見直しを兼ねて。
2つの出来事はほぼ同時に起こった。
1つはネットである記事を読んだこと。
そしてもう1つはゆうちょから「定額貯金の満期のお知らせ」が届いたことだ。
人生において、お金は常に重要度の高い項目である。
ネットで読んだ記事
私が読んだ記事がこちら。
短文なのであっという間に読めると思うが目次を引用しておく
1 「定期預金」と同じ感覚でいけると思っていた
2 相次ぐ出費で心が折れた。「折衷案」はなかったのか?
3 投資をする際は感情をコントロールできる環境を整えよう
記事を要約すると、
35歳の会社員が32歳の頃に始めた積立投資を断念したお話。
年齢も私と同じくらいなので余計に興味深かった。
始める際に慎重にリサーチを重ね、積立投資の最大のメリットが長期間、一定金額を投資することによる「複利」であることもしっかりと理解して始めたという。
記事には“慎重にリサーチを重ね”てから投資を始めたとあるけれど、
私が思うにこれはリサーチ不足であったのだと思う。
記事の会社員Aさんは投資期間中に、
やってはいけない行動をやってしまっている。
AさんはつみたてNISAの満額投資から始め、
その後ナスダック100指数の関連ファンドも買い付けるようになった。
ナスダックは変動幅が大きく、値動きが気になって不安になっているさなか、
今度は親族の関係でまとまったお金が必要になってしまった。
ところがAさんは投資優先だったために現金がなく、
積み立てていた投資信託を売る羽目になってしまった。
これはインデックス投資の例としては最悪のパターンなのではないだろうか。
インデックス投資は【長期投資】を前提としている。
絶対ではないけれど利益を出すための重要な要だ。
短期で解約しないために、
絶対的に必要なのが生活防衛資金と言われる【現金】なのだ。
インデックス投資の出口は自分でタイミングを選ばなければならないし、
そのタイミングを未来に先延ばせればその分増益の可能性が高くなる。
そしてこのような例は少し調べればインデックス投資の基本としていくらでも出てくる。
だからAさんは明らかにリサーチ不足なのだと思うんだけど……
Aさんの気持ちがわからなくもないのもまた事実だったりするんだよねぇ……
ゆうちょから定額貯金満期のお知らせが届いた
忘れた頃にやってくる定額貯金満期のお知らせ。
何せ10年だからね。
そりゃ忘れるわ。
これは私が投資を始める前に預けていたもの。
私は定期貯金より定額貯金派だった。
この2つはどっちでもいいし完全に好みの問題。
当時10万とか20万とか、
生活防衛資金を除いて使用予定のないお金ができるとその都度定額貯金に入れてた。
今で言う投資の代わりに。
そして10年前に預けた1口10万円が満期になったお知らせが届いた。
年利0.004%
10年で0.04%
10万円に対して400円の利子。
税金引かれて私が受け取れる利子は319円!
投資にフルBETしちゃうAさんの気持ちめっちゃわかるわ!!
ちなみにこの利子は10年前のものなので、
現在はもっと低い利率になっている。
今ゆうちょのサイト見たけど
年利0.002%
10年で0.02%
10万円を10年に対して200円!!
税引き後の手取り160円くらいか?笑
現金貯金はインフレに対応できないというけれどホントその通りだと思う…
涙出そうになるもん。
私の証券口座は今現在+18%くらい。
これは収益が低い方で、多い時は+40%くらいになる。
投資歴は5年くらいなので、私の観測範囲はその程度。
ならば現金保管は無駄なのか。
Aさんのように投資にフルBETするのが正解なのかといえば、
やっぱり違うんだよなぁ…と改めて思うのです。
元本保証は最大の魅力
私の証券口座を見ただけでも、
投資商品の利益の振り幅はかなり大きいのがわかる。
±22%
これは現在と最高益の差なので、
最高損失と最高益で比較したらもっと振れ幅が大きい。
始めたばかりの頃は損失出てマイナスの時期もあった。
そしてマイナスのタイミングで利確しなければいけなくなったら…
損失が確定する。
元本割れだ。
それに引き換え貯金は素晴らしい。
元本は割れない。
預けたお金の金額は(現状)プラスにならない代わりにマイナスにもならない。
必要な時はいつでも引き出せる。
不景気(株価下落)のタイミングで10万円必要になっても、
貯金の10万円は常に10万なのだ。6万円に下落したりしない。
生活防衛資金(現金)の重要性
私は投資を始めてから、生活防衛資金の金額を増やした。
定額貯金は自由度が高い。
一口1000円から預け入れ可能で、
6ヶ月経過以降はいつ引き出しても元本が保証されている。
普通口座ではないけれど貯金は貯金だものね。
それに引き換え現行のつみたてNISAは非課税期間が最長20年。
つまりは20年くらいを目安に投資期間が設定されている。
資金のロックが6ヶ月と20年では随分と差がある。
これはインデックス投資のリスクの一つだと思う。
6ヶ月後の状況はある程度見通しが立つけれど、
20年後の見通しを立てるのはかなり難しい。
世の中の経済状況、自分の生活環境、収入、そもそも健康で生きているかなど。
そして何かが起こった時に必要なのが生活防衛資金(現金)だ。
積み立てた投資信託を取り崩すことなくピンチを乗り切る。
Aさんはピンチに備えていなかったので投資をリセットする羽目になった。
必要な生活防衛資金がいくらなのかは個人差が大きいと思う。
私の場合は…
パッと思い浮かぶ急な出費はこれくらい。
単身者なので出費が非常に少なくて気楽。
両親は私よりよほど金持ちなので心配無用なのと、
実家が持ち家でローン完済しているのが更なるポイント。
最悪の場合は実家に戻れば家賃ゼロ。
私と弟のセーフティーになるので
家のメンテナンスは怠らないよう両親に頼んであるw
それでも一人暮らしのまま1年以上はニートできるくらいの金額を現金で残している。
私のような単身者は税引き後の手取り年収をベースに考えればいいので計算が楽。
今後現金をどのような形で残すのか
今回送られてきた「定額貯金満期のお知らせ」は始まりにすぎない。
これからちょくちょく同じ通知が送られてくるはずだ。
何しろ私は小分けに貯金を組んでいたから。
一口5万とか10万とかをこまめに定額貯金にしていたww
昔から貯蓄好きだったのを思い出したw
満期を迎えたお金たちはメインバンクに移動して、
1つの普通口座で一括管理にする予定。
その方がわかりやすいので。
超低利子の現在は普通預金で十分な気がしてる。
私自身は株価に一喜一憂したくないので、
インデックス投資以上のことをするつもりはないのが現状。
預貯金と投資はしっかり分けて、
今後もお金に振り回されすぎずに生きていきたいな(目標)。
そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。
お疲れ様でした!