Daydream

全ては泡沫のごとく、ただ溶けて消えていくだけ。。。

映画【マスカレード・ホテル】の面白さはミステリーにあらず


スポンサーリンク

お題「#おうち時間

久しぶりに邦画観た。

前から少し気になっていたものの、失望するのが嫌で観るのを避けていた。

結果的には観てよかったです(*ノω・*)テヘ

 映画【マスカレード・ホテル】は映像ならではの面白さ満載

アマゾンプライム会員の人はプライムビデオで観れます▲

都内で起こった3件の殺人事件。すべての事件現場で残された不可解な数字の羅列から、事件は予告連続殺人として捜査が開始された。警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村拓哉)はその数字が次の事件現場を示していることを解読し、ホテル・コルテシア東京が4番めの犯行場所であることを突きとめる。しかし犯人への手がかりは一切不明。そこで警察はコルテシア東京での潜入捜査を決断し、新田がホテルのフロントクラークとして犯人を追うこととなる。そして、彼の教育係に任命されたのは、コルテシア東京の優秀なフロントクラーク・山岸尚美(長澤まさみ)。お互いの立場の違いから幾度となく衝突する新田と尚美だったが、潜入捜査を進める中で、共にプロとしての価値観を理解しあうようになっていき、二人の間には次第に不思議な信頼関係が芽生えていく。

だって「東野圭吾作品」が苦手なんだよ

あまり大きな声では言えないが、私は東野圭吾さんの小説が苦手なのである。

東野圭吾さんについては説明の必要すらないほどの有名作家さん。

ミステリーをメインに名作を書き連ね、映像化された作品は数知れず。

筆が速いことでも有名である。

そんでもって私は、東野圭吾さんの小説が苦手なのである(大事なことなので2回言う)。

なんだろう。あらすじを読むと物凄く惹かれるんだ。

題材が面白そうで、期待が膨らむ。

だけど結末が駄目なんだ。私には合わない。

ミステリーで1番肝心な場所で、1番楽しまなきゃいけない場所で、

『えっ……?( ゚д゚)ポカーン』

ってなっちゃう。ホントに。

だから私には合わないんだと諦めて、最近はどんなに惹かれても読まないことにしてる。

因みにだけど最後に( ゚д゚)ポカーンてなったのは小説じゃなくて映画だった。

天空の蜂。

観なきゃよかった…。orz

そんな私が楽しめたんだよね。マスカレード・ホテル。

ついでに言うなら原作は読んでいない。だからこの映画がどこまで原作に忠実なのかはわからない。

勝手にだけど、まぁまぁ忠実なんじゃないかと思っている。だって東野圭吾さんの香りが消えてないから。

1番の見所は高級ホテルでおこるアレコレ人間模様

まるで映像化するために描かれたような作品だと思う。

東野圭吾さんほどの作家さんだと狙ってそこまで出来るのか、それとも映像化したスタッフの仕事がプロっていたのか。いや、両方かも知れないけど。

邦画の下手なCGは萎える

これは邦画全般に当てはまるのだけど、ショボいCG挟まれると観ていてホントに萎えるのだ。

天空の蜂の時もそうだった。上空での爆発のシーンがショボすぎて笑いそうになったw

その点においてこのマスカレード・ホテルは心配がいらない。

舞台は高級ホテルだ。特にCGを使う必要はない。爆発も起こらない。

上に書いたあらすじを読んでもらえればわかるが、そもそも事件は起きていないのだ。目的は、これから起こるであろう事件の犯人を逮捕することにある。

舞台のモデルになっているのはロイヤルパークホテル。

東野圭吾さんも利用しているらしいが、私も何度か利用したことがる。

ロイヤルパークホテル

ロイヤルパークホテル

こんな感じでw

水天宮駅直結なのでとっても便利なのである。

人と接する仕事をしたことがある人は特に楽しめるはず

主人公の二人が立つ場所は、高級ホテルのフロントだ。

ホテルのフロントとは、宿泊客全員が必ず通る場所。

巨大な高級ホテル、宿泊客たちは一筋縄では行かないような人たちばかり。

この人間模様がとにかく面白い。

この映画の見所はこれである。決してミステリーではない。

嘘のようなホントの話。

おかしな人たちばかり出てくるが、人と接する仕事をしたことがある人にはわかると思う。世の中には、(頭の)おかしな人たちが沢山いるのである。

事実は小説より奇なりというが本当なのだ。※マスカレード・ホテルは小説

テルマンたちのサービスや気遣い、客のあしらいも然ることながら、客たちの方もあれやこれやとなんとかスタッフを出し抜こうとしてみたり。

ホントにこんな客いるのかよ!?と思う人はおそらく接客業未経験。

世の中には(頭の)おかしな奴らが本当にいるのだ(大事なことなので2回言う)。

私は医療従事者だが、うちの患者たちも例外ではない。

接客とは本当に大変なのである。これは業種に限らず、どこにいても1番厄介なのは人間であることは間違いない。

特に近頃はコロナのせいで余計におかしなやつらが目立つ。人は追い込まれると、人間性が出るというわかりやすい例だと思う(愚痴)。

そんなわけで(映画の話)、奇怪でおかしな人間模様だが、あながちフィクションとは言い切れない。

接客業経験者ならむしろ、リアリティをもって観れるのではないだろうか。

繰り返すが本当にこういうおかしな人たちは現実に存在するのだ。

これに関してはぜひとも映画を観てほしい。

因みに私は菜々緒のシーンが興味深かった。こんなことあるのか。いや、あるんだろう…。

漂う東野圭吾臭はやはりミステリーの部分から

視点を新田と山岸が追う連続殺人に当ててみる。

そうするともう、なんていうか東野圭吾さんだ。

多くは語るまい…。

ミステリーを全面に押し出しすぎないこの映画の作りは個人的には素晴らしいと思う。

こっそり明石家さんまさんが出演してる

なんの気なしにエンディングのテロップを眺めていたら、友情出演として明石家さんまさんの名前が。

私は食い入るように映画を観ていたはずなので、ぎょっとしてしまった。

え?明石家さんまさん居た???

全然気付かなかった…。

あの人が出てたら目立つだろう?

思い返しても全くわからず、ついネットで調べてしまった。

これから観る人はぜひとも明石家さんまを探してほしい。絶対見つけられんぜよ。

 

まぁそんな感じで。

今は自粛モードで在宅時間が伸びてる人が多いらしい。

ぜひ映画鑑賞でもしてみては?

プライム会員なら無料だし。

 

私は自粛できる仕事じゃないので睡眠削って観たけどね。