仕事柄、『他人のコミュニケーション』を観察する機会が物凄く多い。
いや、厳密には『観察すること』は業務ではないのだけれど、目の前で繰り広げられているコミュニケーションをついつい観察してしまうのだ。
人知れず他人のコミュニケーションを観察し続け、コミュ障の人の共通点をいくつか発見したのでここに記録しておく。
コミュ障の人に共通する特徴と解決策の記録
今回のコミュニケーションはあくまでもビジネスシーンにおけるものだと申し述べておく。
プライベートで見知らぬ人と距離を縮めるようなコミュ力とは少しベクトルが違うことを心の片隅の留めて読んでみてほしい。
緊張している新社会人にもおすすめ。
特徴1.相手の顔を見ない
伏し目がちに手元あたりを見ながら話し続ける人が多い。
視線を合わせるのが怖いのだろうか??
俯いたままでもハキハキ話せる人はほとんどおらず、声も通りにくく聞き取りにくい。
また相手を見ていないため、相手が話そうとするタイミングと自分が話し出すタイミングが重なりやすく、二人同時に話し始めるという気まずい空気になりやすい。
相手からすると、ずっと下の方を見ていて自分の話をちゃんと聞いてくれているのか不安になるので、相手の顔は時々でも見た方がよい(ガン見する必要はない)。
特徴2.とても早口
本人に自覚があるのかないのかで言えば、恐らく無いと思われる。
焦っているのかとても早口に、息つく暇もなく話し切る人が多い。
日常会話での話しの速度とは明らかに違うので、やはり緊張や焦りによるものと推察される。
一気に話し切ったあとに息切れする人までいる始末。
横で見ていて少し気の毒になる。
相手も面食らってしまうので、息継ぎは適度にした方がよいと考える。
特徴3.相槌のタイミングが変
コミュニケーションにおいて、相槌は大切。
傾聴の姿勢を相手に伝える意味もある。
しかしながら相槌のタイミングを失敗すると真逆の効果があることを忘れてはならない。
「こいつ人の話ちゃんと聞いてんのか…?」と思われること必至。
これは特徴の1と2が原因になることも多い。
相手がまだ話すタイミングなのに相槌を被せてしまったり、早口なので感情のこもっていないような投げやり相槌になってしまったりする。
相槌というのは、『相手の間』に合わせて打つものであることを忘れてはいけない。
特徴4.話す内容は決まっているのに話し方を決めていない
例えば小売店でお客様に、買ってくださった商品の説明をする場合。
自分がいつも取り扱っている自社商品。
自分がよく知っている自社商品。
いつもAという商品について説明しているはずなのに、話し方が毎回違う。
しどろもどろ、噛み噛み、ひどい時には説明漏れがある。
何故なのか。
話さなければいけない要点は決まっているはず。
商品Aの特徴、使用方法、注意事項。
説明のテンプレートを自分の中で決めておけばスムーズに話せるはずなのに、それが出来ていない。
話す内容が決まっているなら、事前に伝えるべき要点はまとめておくのがよい。
頭の中だけで考えようとしても上手くまとまらない場合、紙に書いてみるのがおすすめ。
コミュ障の特徴と解決策まとめ
落ち着いて、改めて考えてみれば難しいことは何一つない。
今からすぐに実践できることばかりなので、身に覚えのある人は試してみてほしい。
そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。
お疲れ様でした!