Daydream

全ては泡沫のごとく、ただ溶けて消えていくだけ。。。

バレエのレッスンが終わった夜のこと

帰宅すると、22時をとうに過ぎていた。 床に座り込んだ私は立ち上がる気力も失って、自分の足先を眺めた。 テーピングを剥がす手が震え、中指の爪を見るとゾワリと鳥肌が立つ。 爪が横に裂けて、上側が指から離れそうになっている。 テーピングと絆創膏まみ…

内藤了さんの「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズ」の読む順番と感想、あらすじをまとめた

みなさん、猟奇殺人事件はお好きですか? お好きですよね? そんなあなたにおすすめのシリーズがこちらです。 1.『ON』 2.『CUT』 3.『AID』 4.『LEAK』 5.『ZERO』 6.『ONE』 7.『BACK』 8.『パンドラ 猟奇犯罪検視官・石上妙子』(スピンオフ) 9.『MIX』 …

バレエの発表会で踊るヴァリエーション選びについて

年始の記事にも書いたけれど、今年は通っているバレエ教室の発表会が開催されます。 私はその発表会がとてもとても楽しみなのです。 今日はそんなお話です。 発表会でヴァリエーションを踊る 踊りたいものは常に自分の中に溢れている 踊りたいヴァリエーショ…

映画三昧:Amazonプライムビデオで見放題のおすすめ作品

本日はAmazonプライムで見放題配信されている映画から面白かったものをおすすめしてゆきます。 なんだか時間が経ってしまったけれど、今年は年末年始の休暇でたくさん映画見ました。 映画を見る時間があるなら読書したい派の私にしては珍しい休暇を過ごした…

芦原妃名子さんの漫画の魅力について語りたい。私にはそれしかできない。

昨日の夕方、あまりにもショックすぎるニュースが飛び込んできた。 news.ntv.co.jp 何がショックなのかといえば、自殺した芦原妃名子さんは私が学生時代から大好きな漫画家さんなのだ。 実家の私の部屋の本棚には、芦原妃名子さんの古い漫画本がずらりと並ん…

それは怪奇現象か、トリックか『姑獲鳥の夏』京極夏彦

『姑獲鳥の夏』それは怪奇現象か、トリックか 『姑獲鳥の夏』のあらすじ 『姑獲鳥の夏』登場人物について 関口巽 中禅寺秋彦(通称:京極堂) 榎木津礼二郎 木場修太郎 京極堂が語る量子力学について 『姑獲鳥の夏』を6年ぶりに再読した経緯 『姑獲鳥の夏』…

#2023年下半期の本ベスト約10冊

私の中ですっかり定番になりつつある半期に一度の選書をやっていきます。 2023年下半期のベスト本を10冊紹介します 1.『精霊の守り人』上橋菜穂子 2.『川のほとりに立つ者は』寺地はるな 3.『ミカエルの鼓動』柚月裕子 4.『月の立つ林で』青山美智子 5.『7…

2023年の振り返りと2024年の抱負

2023年がついに終わった。 早い…。 確実に毎年同じセリフを吐いているけれど、体感としては年々早くなっている。 つまり、確実に来年も同じセリフを吐くことになる。 2023年はどんな年だったのか 健康に関して 読書年間100冊 精神統一 証券口座の移転と現金…

クリスマスパーティーとハイヒールと女の意地

ギリギリの時間に会場の扉をくぐると、 当たり前のようにみんなが着席している。 お行儀のよく揃ったその背中たちは、 95%以上が真っ黒だった。 (葬式かよ…) あまりにも予想通りすぎたその光景にうんざりして、 心の中で悪態をついた。 学生時代にお勉強…

『サピエンス全史』と株式会社の誕生とマーケティング視点が繋がったお話

ところがある時、私たちの種であるサピエンスが他のホモ属を大量虐殺した。 サピエンス以外の種を絶滅させたのです。 こわっ。 私たち、恐ろしい種族の生き残りです。 そりゃ戦争が絶えないわけです。 はるか昔からそういう種族なのですから。